これまでの記事でも何度か言及してきましたが、交通事故は当事者の両方に落ち度がある事故も相当数ございます。
その場合、両当事者の落ち度の程度を、全体を100として、割合的に示して評価されております。
当事者双方の落ち度が同程度であれば、50:50というふうに評価されます。
過失割合の判断方法については、典型的な事故類型ごとに過失割合の基準が裁判所から公表されておりまして、その基準を参考に個々の交通事故の過失割合を判断しております。
100:0となる事故類型は限られており、青信号で横断歩道を歩行中に車に衝突されたり、赤信号で停車しているときに追突されたり、センターラインオーバーの車に衝突されたりという事故が挙げられます。
例えば、追い越し禁止場所で追い越しがされ、追い越した車と追い越された車が接触したという場合、追い越し禁止場所で追い越した車が一方的に悪いように思われますが、裁判所の基本過失割合は追い越された車10:追い越した車90とされております。このように車同士の事故だと、相手が一方的に悪いように思われる事故でも、こちらに落ち度が認められることがありますので注意が必要です。